1949 年,中国の知識人が去就の選択をしなければならない局面に
1949年は時代が分かれる重要な年。
であり、単なる普通な時間の刻印ではありません。この年に下した決断が、その人の人生に後の運命が決められてしまったと言えるくらい重大です。
本書は、異なる年齢である、異なる思想の傾向を持ちながら、異なる選択をした13人の知識人を取り上げています。これらの独特で、再現不可能な生命体は、どのような選択をしたにせよ、彼らの学問、才能、人生経験、さらには政治信条に多大な違いがあったにせよ、彼らの個人的な文章は歴史を真実に記録し、その大変動の時代の脈動を捉え、それぞれが下した人生の選択を示しています。
ある時代の歴史を理解するには、公式の「正史」だけでは全く不十分です。壮大な国家的な記憶は避けられませんが、歴史は同様に(いや、それ以上に)一人ひとりの温情を含む個人的な記録を必要としています。これはただの「野史」ではなく、正史の一部でもあります。これらの個々の生命の温もり、彼らの涙と笑い、躊躇と決断を含む個人的な記録があってこそ、私たちの歴史は初めて完全なものとなるのです。
著者はこう言います。「私は個人的な記録以外から抽象的な歴史の解釈を探そうとはせず、個人的な記録の中に説得力のある証拠を見つけ出し、心の中の疑問、すなわち歴史がなぜこのようになったのかという問いに答えようと努めてきました。」
この版が初稿完成の2004年からすでに20年近くも経ち、私も36歳から56歳になりました。世の中の変遷は著しく、特に最近の3、4年間の変化は、それまでの数十年を上回るほど激しいものです。中国の知識人たちは再び去就の選択に直面しています。この本が今日に至ってもなお時代遅れになっていないことは、最も悲しいことです。私は自分の文章が早く朽ちることをずっと願ってきました。ああ!
——傅国涌