-読書の道 人生の旅-

《故交半零落》

作者 野夫
图书系列 存003
出版社 読道社
出版日期 2024年5月
书号 ISBN 978-4-910908-11-3 C0098
定价(不含税) 2200円
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失われた時代において、泣血哀働の歌集


これは中国で有名な作家野夫最新エッセイ集です。彼は「アイデンティティを失われた」数人のお友達思い起こしました。自分の運命を故郷と一生結びつけようとするのに国を去ることがせざるを得なくなったことにもかかわらず、異国の地で終焉を迎えて帰らぬ人になった民間哲人王康さん、幾度も敗北を繰り返しながら、一度も勝訴することなく、中国法律の進程と矛盾を目撃してきた現代の侠客のような失意の弁護士張思之さん、尊敬される出版家編集者でありながらも「体制の大奥女中」のようだった元三聯書店の代表取締役社長沈昌文さん……。


ほかには作者本人のストーリも当然入ってあり、「当事者でありながら亡命者且つ犯人」という三重の身分で語っている「甲午飘零纪事」と「2020断想」をはじめ本作はこの時代に貴重な注釈を残してくれます。


このエッセイ集は、「悼亡集」でもあります。多くの仲間この世をってしまったからの中にはエレージが響いていますが、泣き出さないよう強く我慢しむさび泣きしても聞こえないようにしなければなりません。世の荒波に揉まれた冷たいほっぺに涙を無言に滑らせ、ゆっくりと読み進めることで、著者の心の痛みと筆哀愁共感しこの限りのない悲しみの中ですが、彼がこの時代に寄せる優しさ想いも感じられます


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著者プロフィール


本名鄭世平ネットネームは土家野夫。湖北省利川市の出身、1962年生まれ。中国の自由作家であり、詩、エッセイ、小説、論文、脚本など約200万字の作品を発表。2006年に「第三世代詩人回顧展」の「傑出貢献賞」を受賞2009年には「2009現代漢語貢献賞」を受賞。2010年1月には江上的母亲》2010台北国際書展のノンフィクション部門大賞を受賞中国本土の作家として初めてこの賞を受賞すること2013年には第11回華語文学メディア賞で年度エッセイ作家にノミネート

著作

江上的母亲》《拍剑东来还旧仇》《父亲的战争》《尘世·挽歌》《乡关何处》《身边的江湖》《1980年的爱情》《国镇》